最近注目の、オープンプランの住まい。間仕切りを少なくすることで閉塞感を緩和し、開放感が得られることから、その人気も高まる一方です。仕切りがないと自然光が室内の奥まで届いたり、風通しも良く、いつも家族の気配が感じられますね。それに何より、間取りが自由に行えるのがオープンプランの嬉しいポイント。でも家族でワンルームってなんとなく想像しにくいですね。そこで今回の記事では、オープンプランでワンルームの、素敵な例をご紹介したいと思います。
まず最初にご紹介するのは、東京のリノベーション会社、Housetrad., co., LTDが手掛けた「90平米のワンルーム」。90㎡の住居がワンルームにリノベーションされたことで、得られた開放的な空間は、まるでニューヨークのアパートのようですね。高い天井や配管が生かされた、インダストリアルなインテリアも格好良いですね。広い空間なので、大きなアートを飾っても圧迫感がありません。フェンスのような素材で、寝室をゾーニングしているのも参考になります。
ワンルームで気になるのが、ゾーニング。間仕切り無しに、どうやって境界線をつけるのかに、建築家や住人の個性が現れます。ワンルームでありながら、見えずに繋がるワンルームを設計するのは、愛知県を拠点に活動する佐々木勝敏建築設計事務所。このプロジェクトでは、開口や建具を用いて仕切りとし、空気の境界線をもたせました。東西の景色が良好とのことなので、ワンルームで仕切りのない室内からの眺めはとても良さそうです。最小限の境界線を用いたこちらのワンルームは、エレガントな造りになっています。
解放感を優先し、外国のホテルのような雰囲気にしたいとの、クライアントのご希望を叶えるべく提案されたのがこちらのワンルームマンション。玄関からリビングまで連続する、開放的な空間です。インテリアもしっとりと落ち着いた色合いで、生活感を感じさず、本当にホテルのようなエレガントな空間ですね。
写真:スタイル工房_stylekoubou
間仕切り無しのワンルームにすることによって得られるメリットの一つは、いつも家族の気配を感じられること。建築オフィスのAirhouse Design Officeが手掛けたこちらのお住まいも、そんなクライアントのご要望の元に設計されました。大きめのキッチンスペースは、食通のご夫婦のためのもの。リビングスペースに居る人とのコミュニケーションも取りやすそうですね。写真背景の大きなボックスには寝室とバスルームが、その上には子供達のベッドロフトがあるというユニークな造りです。ミニマルなスタイルですが、高い天井や解放感、それに室内構成が印象的なお住まいです。ロフトからの眺めも最高ですよ。
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