スツールは椅子としての機能はもちろんのこと、ちょっとしたサイドテーブルとして、踏み台として、または観葉植物スタンドとしてなど、様々な用途で使える実用的なアイテムです。スツールにさらにデザイン性が加わると、家具としてはサブ的なポジションながら主役級の存在感と魅力を放つアイテムに変身します。それはインテリア全体を新鮮に、モダンに見せる力も持っています。
スツールは家具の中では小さい方なので新規で取り入れやすいアイテムです。遊び心やテーマ性のある製品を取り入れてみるのもいいでしょう。例えばこちらのスツールは「クウキイス」と名付けられた製品。下部は蓄光塗料を混ぜ込んだ樹脂、上部は透明の樹脂でできており、暗闇で座るとまるで空気椅子をしているように見えるスツールです!ユニークで遊び心いっぱいの製品に見えますが、デザイナーがこの椅子をデザインしたのは実は東日本大震災の直後。過剰な明るさを求めるではない、生活の中の光について考え、生まれたデザインです。日常の中で少しだけ生き方
や豊かさ
について考える機会を与えてくれるスツールと言えます。
SPACE DESIGN STUDIOによるこちらの製品は色々なシチュエーションで色々な使い方が可能な新感覚のスツール。写真のように複数人で腰掛けたり、サイドテーブル兼用のベンチとして、ソファ前に置いてローテーブルとして、座布団を合わせればモダンなちゃぶ台にもなります。葉っぱやアメーバを思わせる有機的な形状がユニークでポップですが、実は鉄製でとても頑丈。カラフルでインテリアのアクセントとしても機能しますよ!
スツールと言うと西洋風の響きがしますが、日本の伝統美を感じるスツールもあるんです!例えばこちらの株式会社スペースマジックシモンによる製品。竹でできた円形のスツールは縦格子や提灯を思わせます。間接照明と組み合わせてスツールが作る影も楽しみましょう。見た目の魅力だけでなく、竹の特性であるしなやかな強度と軽さが生かされた機能性も高いスツールです。
【 和モダンなインテリアについてはこちらの記事でも紹介しています】
スペースマジックシモンからもう一つ紹介します。先ほどのスツールとは素材もスタイルもまったく異なるこちらのスツール、厚みのあるテキスタイルをぐるぐる巻いた切り株のような形状です。テキスタイルなので適度に柔らかく座り心地は抜群。視覚でも感じる温かみはこれからの季節にぴったりですね。生地のバリエーションがあるのも嬉しい。
木材のキューブで構成した脚と円形の座面からなるスツールです。幾何学的なキューブの構成と有機的で温かみのある木材という素材の組み合わせが個性的でおしゃれ。スツールのサイドテーブルやボリューム感を損なわないようにすっきりまとめたスペースに置きたい。サイドテーブルや観葉植物スタンドとしても、そのままリビングやエントランスホールのオブジェとして置くだけでも存在感があります!
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