平屋をローコストに建てるポイントは?

「林の中に住む。」, 丸山晴之建築事務所 丸山晴之建築事務所 Cuisine originale
Loading admin actions …

平屋でローコストを実現するためにはどうすれば良いでしょうか?実は、プランによっては二階建てよりも建築費用のかかる平屋建て。どこに気をつければコストを少しでも抑えつつ快適で素敵なマイホームができるでしょうか。今回は、そんな平屋をローコストに建てるポイントをご紹介していきます。

平屋のローコストは以外に難しい…

平屋でローコストを建てるのは、実はなかなか難しいことです。同面積の二階建の家と比較すると基礎面積・屋根面積が約2倍になり、どうしても建築費用が割高にならざる終えないと言われます。そんな時は、どうすれば少しでもコストが抑えられるでしょうか。こちらは井川建築設計事務所が手がける平屋の住まい。シンプルな外観と大きな三角屋根の下にはバリアフリーや車椅椅子生活にも対応可能な居住空間が広がります。このようなナチュラルで家族に優しい快適な住まいは憧れです。やはり少しでもローコストに抑えるならば、例えば、土地の価格が比較的手ごろな土地探しから始めてみましょう。

ローコストの平屋は、必要最小限のスペースに

平屋のローコストを実現させたこちらの住まいを見てみましょう。老後を楽しむ終の棲家として計画されたにこの住居は、21.05坪の大きさです。居住空間は、回遊性のあるシンプルな間取りに。室内の仕上げには、杉板や和紙などの天然素材が床や天井壁などに使用されており優しい空間が広がります。外観は、メンテナンスの楽なモノトーンの鋼製サイディングで仕上げられ、シンプルかつおしゃれな印象です。こちらのように設計の検討を重ねながらシンプルで省スペースな間取りをつくることがローコストの平屋には必要な事です。また夫婦二人ならば、25、6坪でも十分快適に暮らせる家はつくれるでしょう。

プレハブ住宅という選択肢

こちらは、ロシア郊外に建つ平屋。郊外という立地以外に建築費用を抑えるポイントに、規格型の住まいを選ぶという選択肢もあります。ローコストを実現するには、一般的に設備や部材を大量一括購入し、間取りやデザインが限定された規格型、また設計・施工の合理化などの方法があります。例えば、規格型の一つとして人気のプレハブ住宅は、建物の部分を工場であらかじめつくり上げ、それを現場で組み立てる工法です。以前のイメージとは異なり、最近ではおしゃれでモダンなデザインが多く流通しています。

こちらでは併せて「イメージを覆すモダンでおしゃれな木造プレハブ住宅」を紹介しています。

フレキシブルさとシンプルさを残して

こちらはモダンな白い外観に美しい夕日が映える平屋です。面積120㎡でなんと価格は約780万円です。大きなオープンスペースをプランすれば、住宅内部の造作や間仕切りは最低限として、部材を少なくすることによってコストを抑えることも可能になります。また将来的に必要に応じて、間仕切りできる工夫や増築を検討していくこともできるでしょう。住宅は工事が終わって完成と考えずに、長い年月を掛けて少しずつ変化できるようにしておくと初期の建築費用を少しでも抑えられるかもしれませんね。

ボックス型の利点を活かして

平屋では、シンプルなボックス型の外観や間取りが多くみられます。シンプルで素朴なデザインが愛らしいだけでなく、費用の面でもボックス型の間取りには利点があります。住宅の内部の造作や間仕切りは最低限に抑えられる他、シンプルなプランは構造材を一般的なサイズとして建材の大量一括購入ができます。

重要視する部分は?

どんなに建築費用を抑えても重要視する部分はしっかりとしておきたいのが理想の住まいを建てるポイントです。例えば、ローコストでも、家の安全性、断熱性、気密性は確保しましょう。こちらはいくつかの建築賞を受賞した平屋の住まい。シンプルな切妻屋根は積雪の多い立地環境にあわせデザインされ、構造材の構成の工夫や、また軒先部分を薄くすることで夏の直射日光を抑えながら庭の眺望を上手に確保し両立しています。抑えるところはしっかり費用を抑えながら、家の安全性はこちらのようにしっかりと確保するプランを考えておくことが大切です。

▶homifyで建築家を探してみませんか?無料で使える募集ページで見つけましょう!◀

募集ページはこちら

Besoin d’aide pour votre projet de maison ?
Contactez-nous !

Highlights de notre magazine