キッチンを使いやすくおしゃれにする収納とは

Aya F. Aya F.
ビンテージスタイルで心地よく 南面採光のパッシブハウス, タイコーアーキテクト タイコーアーキテクト Cuisine industrielle
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キッチンは、毎日使うところであると同時に、料理好きならば物があふれてしまいがちな場所。使いやすくするためには収納に工夫が必要になります。近年では開放的なデザインのLDKも増えてきたため、おしゃれに見せるトリックも求められてきていますよね。今回は、使いやすくおしゃれに見せるキッチン収納をテーマとして、いろんなお宅をご紹介していきます。自宅のカスタマイズの参考にしてみてくださいね。

キッチンの収納、どう設置する?

キッチンの収納方法は多種多様。棚と一体となったシステムキッチンでは、既存のスペースに収まるように物を配置していくことになりますが、新築やリノベーションの際には求める形やイメージを専門家の方と相談して、自分が使いやすい形を実現できるのが大きな魅力です。こちらのお宅では、オープンな棚を取り入れることで、調理用具や食材などもおしゃれにディスプレイしています。限られた空間を上手に使う方法を考えていきたいですね。

棚のポジションを考えて

一人暮らしであれ、家族もちであれ、料理好きならばキッチンの収納はある程度のサイズが必要なはず。こちらは大阪の建築家・タイコーアーキテクトの手がけたお宅のLDK空間。一見コンパクトに見えますが、カウンターの背後に扉付きのパントリー、さらに向かって左側には空間が広がっており、調理器具や食器などが収納できるスペースが。リビング側から見ると、収められているものがほとんど見えないため、とてもすっきりとした印象となります。

パントリーを設けよう

最近では特に、災害に備えて食糧を備蓄する家も増えていると思いますが、家族が多いご家庭や、食料のストックは常にないと不安になるという方ならば、広々したパントリーを作ってみてはいかがでしょうか?こちらのお宅では、2.7帖というゆったりとした広さをもつパントリーが作りつけられています。食糧だけでなく、使う頻度があまり高くないけれど、すぐ取り出せる場所に置きたいものなども収納できます。1帖分くらいでも、棚を上手に設置することで、かなりの食料が保管できるため、おススメです。

ディスプレイしつつ実用に

LDK空間を隅々まで統一されたスタイルでカスタマイズしていく場合、収納家具のデザインにも制限が求められたりします。こちらのお宅のLDKは、シックで落ち着いた重厚感のある木を取り入れたミニマルなデザイン。それゆえに、リビングから見えやすい位置の収納棚は、腰から下に抑えることですっきりと見せています。壁に造作されたオープンシェルフには、お酒の瓶や瓶詰がディスプレイされていて、おしゃれなバーみたいな雰囲気も。

凹凸をなくしてすっきり

Lucent Court House, Atelier Square Atelier Square Cuisine moderne

上手にディスプレイしながら収納できると、おしゃれカフェっぽい雰囲気も演出できますが、そうしたアレンジが苦手な方や、とにかくすっきり見せたいという方ならば、全てを棚にしまい込む形にするのがシンプル。キッチンの収納家具も、いろんな形のものを並べると凹凸ができて動線がうまくいかなくなることも。動きも見た目もすかっとさせたいのであれば、こちらのように、壁に棚を造作してしまうのがシンプルでおすすめです。

スペースをしっかり活用!

homify Cuisine originale Ustensiles de cuisine

賃貸物件では、棚などは備え付けのものが多いため、特に頭を悩ませることはないと思いますが、新築やリノベーションの場合には、決められたスペースに必要なものをしっかり収めていくことが求められます。こうした場合には、ある程度のカスタムが効くシステムキッチンのデザインでも事足りない、ということもありえるでしょう。こちらは和歌山県の建築家・株式会社田渕建築設計事務所が手がけたお宅。階段そばの台所というレイアウトに合わせるべく、階段下のデッドスペースに沿ったデザインの棚が作られています。ニーズに合わせて作られたようで、整然と必要なものが収まっていますね!

【リノベーションについてはこちらの記事でも紹介しています】

※ ワークトライアングルとは?その意味とキッチンレイアウト別の取り入れ方

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