二世帯だから、ちょうど良い距離感を

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大東の家, アトリエ スピノザ アトリエ スピノザ Maisons modernes
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家族といえども人と人、大人数になればなるほどストレスを感じることは当たり前かもしれませんよね。二世帯を建てる際に迷われるのは完全分離型か共有型か。時折親子でも煩わしく感じる事も珍しいことではないですよね。そこで二世帯がちょうど良い距離感をもって暮らせる住まいをご紹介いたします。アトリエスピノザが提案したのは二世帯を完全分離とはせずに、程よく空間を繋げることによって家族の気配や開放感を感じられる住空間でした。さらには内部と外部を子供や猫が自由に行き来することのできる温かく賑やかな空間に計画となりました。

ゆとりのある外観

玄関までのアプローチ、十分な広さを持ったスペースにガレージは建物全体からゆとりを感じる外観に。シンプルな二つの箱が並ぶ間を通って玄関へと進みます。セキュリティ性のあるアプローチは家族以外の人が入り込むには違和感を感じる配置に。モダンな雰囲気をも感じることのできる外観は部分的に用いられた木素材が暖かみを演出してくれます。

緩やかに繋ぐ空間

玄関を入ると正面に見えるのはシンボルツリーが迎えるデッキテラスの中庭。夕ぐれ時には計画された照明が温かな雰囲気を醸し出します。昼間の天気のいい日には大きな開口を全開にして、気持ちのいい風が抜ける呼吸する住空間へ。室内と室外が緩やかに繋がる事によって自然の変化を心地よく感じることができそうです。程よく繋がる空間は家族の賑やかな雰囲気や気配が丁度いい距離感を保ってくれているようです。

木の温もりを楽しむ

中庭を臨むダイニングスペース。木素材がふんだんに使われている内装からナチュラルで暖かな雰囲気を味わうことができます。家事をする家族とキッチンのカウンターで会話を楽しめそうですよね。キッチン側にあるデッキからも心地よい陽の光が差し込む明るい空間。水廻りの自然光は空間を快適に過ごす事が可能に。休日のお昼、たまには気分を変えてランチはデッキテラスで過ごすことも出来ますよね。

光を活かす空間に

サンサンと降りそそぐ温かい陽の光を感じることのできるリビングスペース。部屋の奥までしっかりと日が差し込むのは嬉しいですよね。広めのデッキテラスと連続するように空間を活用することが可能に。ダイニングスペースとは違った吹き抜けの天井空間は開放感あるスペースに。天井の端にスリット状のトップライトを設けることによって自然光が空間をより豊かなものへと感じさせてくれるようです。造り付けの棚には間接照明を設けることによって柔らかな雰囲気をプラス。

中庭を通して繋がりを持つ

リビングの吹き抜けを見上げれば二階からの気配を感じることのできる繋がりのある空間に。天井を覆う木仕上げとちょっとした観葉植物でストレスを和らげるような住空間へ。一階中庭の先に続く他の室は家族の存在を感じながらも各々に過ごすことのできる、程良い距離感を保つことができます。二世帯が住まう住空間、中庭の効果が活きた近すぎない距離が互いに居心地のいいものとなるのかもしれません。

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