キッチンにはどのような床材が良いですか?

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キッチンは住人の生活になくてはなりません。調理スペースだけではなく、足下の床にも注目してみて下さい。今回はキッチンの床がいかに重要であるかということを、7つの参考例とともにご紹介していきます。

自然石の床

こちらはロシアのインテリアデザイナー PFAYFER FRADINA DESIGNが手掛けられたキッチンです。自然石とは人為を加えない自然のままの石のことです。自然石の特徴は、同じ模様が二つとないところにあり、個性豊かな表情を楽しむことが出来ます。更にデザイン性だけでなく水にも強く、埃や塵も目立ちにくいのでキッチンにはおすすめの床材です。

タイルの床

こちらは東京都の建築家 向山建築設計事務所が手掛けられたキッチンです。まるで日本建築の土間のようなスタイルで、庭とLDKが一体になって友人や家族と楽しめる場となっています。床がタイルの為、水にも強く汚れを気にすることなく外履きで内と外を行き来できます。木の床材部分と高低差をつけることで、土間として利用するときと家の中にある台所として利用するときの使い分けが出来る配慮をしっかりと施されています。

PVCの床

こちらはポルトガルの建築家 VANESSA SANTOS SILVA | ARQUITETAが手掛けられました。PVCとはポリ塩化ビニール材の意味で、塩化ビニル樹脂を主成分とするデザイン性・機能性の高い床材です。施行は実際の木材やタイルを使うより早く出来るので、施行現場では重宝されています。PVCの強みは耐水性が強く、更に汚れに強いので水撥ねや油撥ねの気になるキッチンには最適です。そしてPVCの床の最大の魅力はコストパフォーマンスに優れていることです。

写真撮影 João Morgado

木材の床 

こちらのキッチンは三重県の建築家 SHU建築設計事務所が手掛けられました。調理台と床を同系色の木材にすることで、キッチン部分を温もりのある空間に見事に演出しています。固い床材の場合、長い時間調理を立ちながら行うと腰や足に大変な負担になります。しかし、木の柔らかい材質だとそういった調理者への負担が無くなります。木材は自然の温かみを感じられるだけでなく、人の体にもとても良い物です。

ラミネートの床

こちらは北海道の建築家 TAC一級建築士事務所が手掛けられました。ラミネートフローリングとは、接着剤・釘を使用しない特殊な接合部分を持つ、高密度繊維材を基に作られたフローリングの総称です。表面がメラミン樹脂のラミネートは、土足にも対応し傷がつきにくく火にも強いので耐久性に定評があります。利用頻度の高いキッチンの床には優れものです。

カーペットの床

インテリアの一つとして使うカーペットや敷物ですが、室温を保つためであったり防音効果にもなります。こちらはトルコのキッチン製造会社 YANKI MUTFAK BANYOが手掛けられたました。床に固い物を落としたとき、ヒビが入ったり割れてしまったりと、床や落下物に被害が出てしまいます。しかし、繊維の優しいクッションを持つカーペットはそういった被害にはいたりません。陶器の食器やグラスを扱うキッチンにカーペットを敷くと、お気に入りの食器を落としても残念な気持ちになったりはしないでしょう。

コンクリートの床

コンクリートのデメリットは、夏場は暑く、冬は寒いということです。しかしコンクリートは硬質で耐久性にすぐれており、さらに継ぎ目のない床に仕上げスタイリッシュに見せることが出来ます。こちらはイタリアのキッチンプランナー DIBIESSE SPAが手掛けられました。LDKが一間続きに設けられているため、火や水を扱うキッチンで極度に熱が篭ったり寒さを感じるということはありません。空間構成をうまく利用すれば、デメリットが多いとされるコンクリートも’ただお洒落なだけ’で留めることはないでしょう。

【キッチンについては、こちらの記事でも紹介しています】

※ キッチンレイアウトまとめ集

※ カウンターキッチンをよりすっきりおしゃれにする6つのアイデア

※ 対面式キッチンvs壁付きキッチン

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