キッチンはかつて調理などの作業をするためだけの場所でした。しかし今日では、そこに集うことも多くなり、家族や友人とのひとときを過ごすスペースでもあります。それに応じて、作業の効率に基づいた機能的な面だけでなく、心地よく過ごせるようなデザインが求められています。
今回の記事では、特にラスティックなスタイルのキッチン8選をご紹介したいと思います。ほっと落ち着けるような、ラスティックなインテリアは、現代の私たちの生活に、安らぎの時を与えてくれることでしょう。
ラスティックなキッチンを求めるなら、まずはシンプルで加工されすぎていない自然素材を用いること。例えば木材だけでなく、レンガはラスティックなキッチンの主役となりうる素材。暖色系の色合いは、空間に暖かな雰囲気をもたらしてくれます。
ラスティックなキッチンのためのヒントは、物語に出てくるような、おばあさんの台所をイメージすること。壁や天井にぶら下げられた鍋やフライパン、調理器具。湯気の上がる大鍋。窓辺に干されたドライハーブ。映画や絵本などを参考にしてみるのも良いですね。
木材は、ラスティックなキッチンには最適な素材。木材とひとことに言っても、明るい色のものや、深い色合いのものとバリエーションも多く、それにより室内の雰囲気もかなり違ったものとなります。また、使い込まれた木材を用いると、ヴィンテージ感が加わり、キッチンがさらに暖かな風合いに。
ラスティックなキッチンにはやはり素朴な絵が似合います。ブラジルの建築家、FERRANO HABITATが設計を手掛けたこちらの住まいのキッチンには、黒板が取り付けてあり、誰でも自由に描ける壁になっています。その日のメニューを書いたり、リクエストを書いたり、もしくはメッセージや絵を描いたりしても楽しそうです。
アンティーク x ラスティックは最高のコンビネーション。 素朴なキッチンには歴史や祖先の一部となっている要素を加えて、過去に敬意を行う傾向があります。こんな風に薪オーブンなど大きめの調理器や家具を一点加えると、効果的に雰囲気を変えることができ、アクセントになりますね。
籐を加えるのも、一つのアイディア。籐の家具は色々なインテリアのスタイルとの相性が良く、味わい深い空間を演出することができます。もちろんラスティックなスタイルとの相性も良く、バスケットや棚、アームチェアなどを籐のものにすると、キッチンが落ち着いた雰囲気に。
調理台はキッチンに不可欠なものですが、素材にはくれぐれも注意しましょう。シンプルな作りな上、大きなスペースなので、素材感が特に目立ちます。こんな風に蜂蜜色の木材を用いると、レンガの壁との相性も良く、エレガントな雰囲気になります。
自然光はラスティックなキッチンにおいては、重要な要素の一つ。自然な光がたくさん入るよう、開口を大きくしてみるのも一つのアイディアです。西日などが強すぎる場合は、ブラインドよりもレースカーテンの方が似合います。カーテンは、麻やクロシェなど素朴でナチュラルなものがおすすめ。
【キッチンについては、こちらの記事でも紹介しています】
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